ネット上や、某有名マイラーさんなどの間でまことしやかに囁かれているこれらの噂・・・
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- 機内食には大量の添加物(保存料)が入っているから、旅慣れた人は絶対に機内食には手をつけない
- 機内食には、コンビニ弁当の200倍もの保存料が入っている
- 海外旅行で具合が悪くなるのは、機内食に入っている添加物が原因
これって本当のところ、どうなんでしょう?
ネットで「機内食 添加物」と検索すると、この手の情報がわんさか出てきます。
でも、どこにも科学的に検証したものは見当たらないんですよね。
それに私自身、これまでに何度も機内食を食べていますが、そのせいで体調不良になったことはありません。
このトピックについて、以前からどうしても気になっていたので、今回は記事にしてみました。
食品添加物過敏症の友人に機内食の添加物のレベルを聞いてみた。
私の友人が化学物質過敏症なのですが、 症状が酷かった時には、わずかな量の食品添加物にもすぐに反応してしまい、まさに「添加物探知機」のようでした。
以前よりも症状は改善したものの、食品については今でも、何か余計な添加物が入っていると舌がビリビリしたり、酷い時には吐いてしまうこともあります。
コンビニのおにぎりや、お弁当、ペットボトル入りの飲料などは、添加物が多すぎて体が受付けないそうです。
そんな彼女に、機内食の添加物はどの程度のものなのか聞いてみました。 (過敏症になる以前は、彼女も海外旅行が好きでよく出かけていました。)
すると、 「機内食には確かに添加物が含まれているけど、添加物量のレベル的にはコンビニ弁当と同じくらい」。 という答え。
え!?そうなの?!?
冒頭に挙げた噂のことが頭にあったので、私はてっきり、「機内食はものすごい量の添加物が入っている」という答えを期待(?)していたのですが、意外にも、「コンビニ弁当と同等の添加物量」という返答!
それでも、彼女にとっては、この世の中では「コンビニ弁当の添加物量は最強レベル」なので、当然、機内食も今の彼女にとってはNGだそうです。
もしも機内食が完全なる無添加だったら・・・
長時間のフライトでは、機内食が2回ほど提供されます。
その間、機内では数時間の間、何百人分もの機内食を保管しておく必要があります。
もしも、機内食に何の添加物(保存料)が入っていない完全なる無添加だとしたら・・
サラダに使われるカット野菜や、フルーツ。 これらに次亜塩素酸ナトリウムがかけられていなければ、まず間違いなく野菜は変色し、殺菌できていないので機内で保存している数時間の間に痛んでしまうでしょう。
コンビニの野菜サラダやカットフルーツも同じです。 機内の温度は一定に保たれているとはいえ、何かの不具合が起こることもあります。
そうなった場合、もしもこれらの添加物で処理がされていなければ、保管している間に食品が痛んでしまい、大勢の人が食中毒になってしまう可能性もあるわけです。
そう考えると、保存料が一切入っていない無添加の機内食というのは、逆に怖い気がしませんか?
まとめ
とはいえ、この記事も科学的に検証したわけではありませんが、 ほんの少しの添加物でも、すぐに感知してしまう添加物過敏症の友人の話は、私にとってものすごく信憑性がありました。
結論としては、
- 機内食の添加物はコンビニ弁当レベルだということです。
なので、コンビニ弁当を食べても、具合が悪くならない方だったら、機内食を食べても全く問題ないと言えるでしょう。
何だか、機内食の都市伝説的なものについて熱く語ってしまいました。
ちなみに、私はケータリング会社の回し者ではありませんw。
個人的には、味はともかく、機内食を見ると、 「旅だー!飛行機乗ってるぞー!」という実感が湧いて、テンションが上がるので機内食は好きです。
小さなトレイにぎっしり乗った食べ物や、小さなカップや食器のミニマリズム感も好きですね。
みなさん、添加物の噂にはあまり囚われずに、旅の一部として機内食も楽しんでくださいね♪